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■7211 三菱自動車工業 2006年11月19日
担当 青嶋
・株価 201
・年初来最高値 270(01/10)
・年初来最安値 184(06/08)
・株価収益率(PER) [連] 134.00倍
・純資産倍率(PBR) [連] 4.10倍
・決算 3月 末日
決算期 |
2007年03月(予想) |
2006年03月 |
2005年03月 |
売上高 |
2,230,000百万円
|
2,120,068百万円
|
2,122,626百万円
|
営業利益 |
--- |
6,783百万円
|
-128,544百万円
|
経常利益 |
21,000百万円
|
-17,780百万円
|
-179,172百万円
|
当期純利益 |
8,000百万円
|
-92,166百万円
|
-474,785百万円
|
【実績】期中平均一株当たり
当期純利益(EPS) |
---円 |
-19.75円 |
-194.36円 |
一株当たり当期純利益(EPS) |
1.46円 |
-16.98円 |
-116.28円 |
【実績】一株当たり株主資本(BPS) |
---円 |
-31.67円 |
-47.34円 |
先日発表された2006年RJCカーオブザイヤーで、三菱自動車工業の【i】(アイ)が特別賞
(Most Adobanced
Technology)を受賞した。i(アイ)は軽自動車である。軽自動車というと若い世代や女性向けというイメージがあるが、最近では定年を迎える世代が必要なくなった大きな車(主にセダン?)を手放して軽自動車に乗り換える。というのも増えてきているらしい。その対象に三菱自動車工業i(アイ)が選ばれることも少なくないようで、売れ行きが好調であるということらしい。
i(アイ)について書いたが、私が三菱自動車工業に目を留めた理由がコレだったので、初めに書いておく。
三菱自動車工業というと、2000年にリコール隠しが発覚しかなりの信用を失った。というイメージがある。リコールというのは、「道路運送車両法に基づく、特定の自動車やオートバイに設計や製造段階による不具合が発見された場合に、メーカーや輸入業者が該当する製品を無料で修理をする制度。」とある。場合によっては事故につながり人命に関わる大切な制度である。このリコールを軽視し、目先の利益に走ってしまうことで三菱自動車工業は企業としての信頼をすごい下げることになった。そのため当時の株価はすごい勢いで下がっている。(信頼の低下から売上の低下、またそれに関係してかかる費用が経営に影響したこともあると思う)それ以来、信頼回復に努力してきた三菱自動車工業が、今期で連結決算の純利益が黒字転換する。単独ではまだ赤字ではあるが、徐々にその額は黒字へと向かっているように見える。10月末の中間決算(9月末)の発表では予想より好調であることが発表されるなど、調子の良さがうかがえる。アメリカ大統領も過度な円安(ドル高)について否定したので、米ドル/円(USD/JPY)はこの水準を保つのではないかと予想する。三菱自動車工業では、その円安による利益を入れていないのでこのまま続けば上方修正されることも期待できる。
最後に、幸地君のレポートを真似して予想を書いて終わろうと思う。
仕込目標:198円
目標株価:236円
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